歯のインプラントの寿命は何年?

歯のインプラントは、適切にケアされ、患者の口腔衛生が維持される限り、多くの場合、数十年以上も持続することがあります。ただし、インプラントの寿命は個人や状況によって異なるため、以下の要因が影響を与えることに注意が必要です。

 

では何が要因でインプラントがダメになってしまうのか、どういったケアが必要なのかを見ていきましょう。

 

 

患者の健康状態

患者さまの一般的な健康状態が、インプラントの成功と寿命に大きな影響を与えます。
特に、糖尿病や骨粗鬆症などの慢性疾患や免疫不全状態がある場合、インプラントの寿命が短くなる可能性があり、リスクが大きいため医院によってはインプラント治療自体断る場合もあります。

 

喫煙や過度のアルコール摂取はインプラントの寿命に悪影響を及ぼす場合があるため、インプラント治療を行うに伴い、アルコール接種も喫煙も控えていただかないと望んだ治療ができない可能性があることを治療前から気をつけていただく必要があります。

口腔衛生の重要性

インプラントの長寿命を維持するためには、適切な口腔衛生が必要です。歯ブラシ、フロス、定期的な歯科検診、クリーニングなどのケアが不可欠です。

これを面倒くさがったり、多忙な日々でおそろかになってしまうと、気がつけばインプラント周囲炎という歯周病になってしまっている場合もあります。

インプラント周囲炎はインプラント脱落の大きな要因となりますので細心の注意が必要です。

インプラントの種類と材料

インプラントの材料や種類によっても寿命が異なります。

  1. チタン
    チタンは最も一般的に使用される素材で、生体親和性が高く、骨と結合しやすい性質があります。これにより、安定したインプラントの固定が可能となります。
  2. セラミック
    セラミック製のインプラントもあります。セラミックは天然の歯に近い見た目を持ち、アレルギー反応の心配が少ないため、審美的な観点から選択されることがあります。
  3. ジルコニア
    ジルコニアもセラミックの一種で、強度が高く、審美的な特性を持っています。特に前歯部分のインプラントに使用されることがあります。
  4. 合金
    チタン合金など、金属の合金も使用されることがあります。これらの合金は耐久性が高く、強度を持つため、特に噛む力に耐える必要のある場合に選択されます。

主にチタン製のインプラントが一般的で長寿命です。
高品質な附属品の使用が推奨されます。

インプラントの選択は患者さまの個別の状態や好みに応じて行われます。歯科医師は患者さまとの相談の上、最適な素材を選択し、治療計画を立てます。

 

 

歯科医の技術と経験

インプラント治療の成功には、経験豊富な歯科医のスキルと正確な手技が欠かせません。
適切な手法でインプラントが埋め込まれることが寿命に影響します。

技術や経験の足りていない医師は骨が足りていなくとも、そのままインプラントを埋入してしまったり、歯周病が治らないままインプラントを埋入してしまったりと、リスクの高い治療を安価に行ってしまう場合があります。

技術力のある医師の場合、多少値が上がる傾向はありますが、インプラントが20年、30年と長持ちするよう治療を行いますので技術や経験、経歴や資格を考慮し、信頼のおける医師に治療をお願いしたいですね。

骨の量と質

インプラントが埋め込まれる骨の量と質は、寿命に影響を与えます。骨が適切に増生され、インプラントがしっかりと固定されることが大切です。

大幅に減った骨は、骨補填剤を用いたり、仮骨延長術といった特殊な器具を使用した治療で十分な骨量を確保する必要がありますが、この治療に関しても医師の技術力が問われます、インプラント治療を行う医師の経験に大きく左右されます。

事前治療とアフターケア

インプラント治療前の適切な評価と計画、および治療後の適切なアフターケアが寿命に影響します。定期的なメンテナンスと検査は大切です。

総じて、インプラントの寿命は個人差があり、上記の要因に依存します。最新の歯科技術と適切なケアを受けながら、多くの患者がインプラントを数十年にわたって使用しています。インプラント治療を検討する場合、歯科医との相談が重要です。



保証期間を設けている医院なら、保証期間中にインプラントの不調が現れた際に無償でインプラントの交換や治療を保証してくれる場合があります。
できれば高額な治療なだけに10年程度の保証などはあってほしいですね。

【最後に】

インプラントの寿命は個人のケースに依存しますが、適切なケアとメンテナンスが行われる限り、数十年以上持続させることが立証されています。

 

歯科医師と患者さまの協力による定期的な診察が、インプラントを長く健康的に保つ鍵となります。
多くの場合、メンテナンス不足での寿命短縮が多い傾向がありますので、適切な日々のケア方法や定期メンテナンスはできうる限り通うことをお勧めいたします。

 

神奈川県横浜市にある「長津田南口デンタルクリニック」では、患者さまの抱えるご不安やお悩みに真摯に向き合い、治療後のサポートも15年の保証を付けて行わせていただいております。

骨造成の術式も、他に「サンドイッチ法」「仮骨延長術(かこつえんちょうじゅつ)」など、患者様の状況に合わせた方法が可能でです。
中でも仮骨延長術(かこつえんちょうじゅつ)と言う術式は日本で治療を受けれる歯科医院は数える程度で当院の強みの一つです。

 

インプラント治療についてのお悩みは、まずは無料のカウンセリングのご予約から承っております。
インプラント治療を受ける際は治療方法やインプラント体の特徴をご理解いただき、患者様ご自身で納得のいく選択が可能となるようサポート致します。

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